会社紹介動画は、採用やブランディング、営業活動まで幅広い場面で使われる映像です。ただ、制作を進めるなかで「何を伝えるべきか決まらない」「費用の内訳が見えない」「作り込んだのに反応が伴わない」といったつまずきが生まれます。
株式会社ビッグビートは、BtoB企業のマーケティングコミュニケーションを支援する会社として、会社紹介動画をはじめとするクリエイティブ制作を行っています。「少し先の未来を一枚の絵にする」という考え方のもと、ターゲットがサービスを利用した先に生まれる場面を想像し、そこから映像やデザインを設計するのが特徴です。
この記事では、支援の内容と制作の流れ、費用が変わる要因、成果につなげるための設計の考え方をまとめます。
この記事でわかること
- ビッグビートはコンセプト設計から撮影・編集、印刷までを一貫して手がけている
- 会社紹介動画は、伝える内容を絞るほど採用・ブランディングに効く
- カタログやパンフレットの多言語対応と現地印刷までを支援できる
- 制作の流れと費用の内訳を先に把握することが、失敗を防ぐ
ビッグビートのクリエイティブ支援とは
まず、支援の範囲と、制作でつまずきやすいポイントを整理します。
動画・カタログ・デザインまでの一貫制作
ビッグビートのクリエイティブ支援は、動画だけ、カタログだけを請け負うものではありません。コンセプトの設計から、撮影・編集、デザイン、コピーライティング、取材・執筆、印刷まで、目的に応じた制作物を一貫して手がけます。
| 制作物 | 内容 |
|---|---|
| 会社紹介動画・コーポレートムービー | コンセプト設計、構成・台本、撮影、編集、ナレーション、テロップ |
| カタログ・パンフレット | 企画、構成、デザイン、コピーライティング、取材・執筆 |
| グラフィック・Webデザイン | 販促物のデザイン、Webページのデザイン設計 |
| 多言語展開 | 英語・タイ語・ベトナム語などへの展開と現地印刷 |
タイ・ベトナムに現地法人を持つことから、海外市場向けの動画や多言語対応の制作物にも対応しています。国内向けで作った素材を、現地で使える形に展開する相談も可能です。
制作でつまずくポイント
制作がうまく進まないケースには、共通したパターンがあります。動画の需要は高く、求職者の調査では、就職情報サイトで企業を探す学生が会社概要や募集要項以外に求める情報として「会社紹介動画」が52.3%で最も多いという結果も出ています(キャリタス2025年の調査)。需要があるぶん、次の点でつまずきやすくなります。
- 目的が定まらないまま作り始める:採用向けと営業向けでは、伝える内容も尺も変わる
- 盛り込みすぎる:情報を詰め込むほど、伝えたいことが伝わらなくなる
- 作り込みすぎる:良い面だけを強調した動画は、かえって印象を下げるという指摘がある
- 費用の内訳が見えない:何が含まれるか分からないまま比較してしまう
いずれも、企画の段階で防げるつまずきです。制作の相談を「撮影」から始めるのではなく、「誰に何を伝えるか」から始めることが、結果を左右します。
求職者側の受け止め方も、判断の材料になります。エン・ジャパンが2025年に転職サイト利用者1,393名を対象に行った調査では、転職活動中に企業の採用動画を1本以上視聴した人が36%、動画を見ることで志望度に影響があったと回答した人が42%に上りました。一方で、内容が過度に作り込まれていたり、良い面だけを強調していたりする動画は、かえって志望度を下げるという意見も寄せられています。見せ方よりも、何を正直に伝えるかが問われています。
企画から制作・展開までの支援内容
ここからは、制作の工程ごとに支援内容を紹介します。
コンセプト設計
制作の起点は、コンセプトの設計です。誰に向けて、何を伝え、どう行動してほしいのかを一文で整理します。この工程を飛ばして撮影に入ると、映像の方向性がぶれ、修正に時間と費用がかかります。
- ターゲットの設定:採用なのか、営業なのか、既存顧客向けなのか
- メッセージの整理:伝えたい価値の言語化
- 行動の設計:視聴後にどのような行動を期待するか
「少し先の未来を一枚の絵にする」という考え方で、顧客がサービスを利用した先に生まれる場面を想像し、そこから逆算して構成を組み立てます。
会社紹介動画の制作
動画の構成は、目的によって変わります。採用向けであれば、会社の概要説明よりも、働く人の姿や職場の雰囲気を中心に据えます。ブランディング向けであれば、理念や歴史、これから目指す方向性をストーリーとして伝えます。
| 目的 | 構成の重点 | 尺の目安 |
|---|---|---|
| 採用 | 仕事紹介、1日の流れ、社員インタビュー | 1〜3分 |
| ブランディング | 理念、歴史、目指す方向性のストーリー | 3分以上 |
| 営業・販促 | 技術や実績の具体、製品の体験 | 1〜3分 |
撮影では、伝えたいメッセージに沿った映像を収録します。社員インタビューは、事前に質問内容を共有し、自然に話せる環境を整えます。編集では、構成に沿って素材を組み立て、ナレーションやテロップ、BGMを加えます。長尺の動画から短尺を切り出し、SNSや広告で使う前提の設計も可能です。
撮影・編集のポイント
撮影と編集は、事前の準備の質が仕上がりを左右します。撮影当日に現場で判断する項目を減らしておくことが、限られた時間のなかで必要な映像を残す条件になります。
- 事前共有:出演者への質問内容の共有、撮影内容のすり合わせ
- 撮影環境:自然に話せる場所と時間帯の選定、照明や音声の確認
- 素材の余裕:編集で使えるよう、複数のカットを収録しておく
- 編集の方向性:テンポや色味を、ターゲットと掲載先に合わせる
編集の段階では「視聴者にどう見えるか」を基準に判断します。社内の意図が伝わりにくい箇所は、テロップやナレーションで補足するなど、視聴者の理解を優先した調整を行います。完成後は、企業の担当者による確認・修正を経て納品します。
カタログ・パンフレットの制作
販促ツールの制作では、読み手が最初に知りたい情報から順に並べる構成を組みます。製品の仕様を並べるだけでは、現地の担当者が判断できません。
- 企画・構成:誰が、どの場面で読むのかを起点にした構成
- デザイン:読みやすさと、商談の場での使いやすさを両立する設計
- コピーライティング:技術的な強みを、相手の課題から表現する
- 取材・執筆:導入事例や技術記事の取材と執筆
展示会や商談の場で使うことを想定し、ページ構成とサイズを決めることも重要です。
海外向けの資料では、日本向けの構成がそのまま通用しないことがあります。たとえば、導入事例を重視するのか、仕様の詳細を重視するのかは、国や業界によって判断の基準が異なります。現地の担当者が「何を確認して発注を決めるのか」を起点に構成を組み直すことで、商談の場で使われる資料になります。
多言語対応とローカライズ
海外向けの制作では、翻訳だけでなく、現地の文化や商習慣に合わせた表現の調整を行います。直訳しただけの資料は、現地の担当者に意図が伝わりません。
- 多言語化:英語・タイ語・ベトナム語など、対象市場の言語への展開
- 表現の調整:現地で違和感のない言い回しや構成への修正
- 映像の対応:字幕・ナレーション・テロップの多言語化
現地のネイティブスタッフが確認することで、宗教や習慣に関わる表現の配慮も行います。
現地印刷・配布
制作した資料は、現地での印刷と配布までを支援できます。日本から輸送すると、通関や期間の面でリスクが生じます。
- 現地印刷:印刷会社との連携による品質の確保
- 配布支援:展示会や店舗、商談の場での配布
- 在庫管理:余剰分の保管と、次回への引き継ぎ
制作から配布までを一貫して手がけることで、会期直前の不足や遅延を避けられます。
制作の流れと費用の考え方
制作を依頼する前に、流れと費用の内訳を把握しておくことが、後の行き違いを防ぎます。
制作の流れ
動画制作は、次の流れで進みます。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| ヒアリング・企画 | 目的とターゲットの確認、コンセプトの言語化、構成案の作成 |
| 構成・台本 | シーンの流れ、ナレーション、テロップ内容の確定 |
| 撮影準備 | 日程調整、出演者の選定、撮影場所の手配、機材と許可の確認 |
| 撮影 | インタビュー、仕事風景、オフィスなどの収録 |
| 編集・確認 | 編集、ナレーション・テロップの追加、修正対応 |
| 納品・展開 | 完成データの納品、短尺の切り出し、多言語展開 |
複数拠点や工場を撮影する場合は、移動や撮影条件の確認に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールが必要です。
費用が変わる要因
制作費は、含まれる工程によって大きく変わります。見積もりを比較する際は、次の項目が含まれているかを確認します。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 企画・構成 | コンセプト設計や台本作成が費用に含まれるか |
| 撮影 | 撮影日数、スタッフの人数、機材、撮影場所の手配 |
| 編集 | ナレーション、テロップ、BGM、CG・ドローンの有無 |
| 修正 | 修正回数の上限と、追加修正の料金 |
| 権利処理 | 著作権の帰属、使用許諾の範囲、出演者の同意 |
| 展開 | 短尺の切り出し、多言語版の制作、配信設定 |
安い見積もりでも、必要な工程が別途料金になっている場合があります。制作後に内容が古くなることを見越し、更新する前提で撮影素材を残しておくと、次回の制作費を抑えられます。
費用を抑える工夫としては、撮影を1日にまとめて日程とスタッフの人件費を減らす、出演者を絞ってインタビューの本数を抑える、長尺の動画は1本にせず短尺で複数本に分ける、といった方法があります。目的に対して必要な工程を見極めたうえで、削れる部分と削れない部分を分けて相談することをおすすめします。
成果につなげるための設計
制作物の効果は、作って終わりではなく、その後の使われ方で変わります。動画であれば、次の3点を制作の前に決めておくことが、成果につながります。
- 掲載先:採用サイト、YouTube、会社説明会、展示会のブースなど、どこで見せるか
- 尺と形式:掲載先ごとに適した長さと形式を決める
- 更新の前提:掲載先ごとの役割を決め、定期的に内容を見直す
制作した素材を複数の接点で使い回すことも、クリエイティブ制作の利点です。1本の動画から短尺を切り出し、SNSや広告に展開することで、同じ制作費で接点を増やせます。
海外向けに展開する場合は、制作の段階で多言語化を見込んでおくことが有効です。字幕の前提でテロップを配置しておく、ナレーションを差し替えやすい構成にしておくといった配慮により、後からの展開費用を抑えられます。国内向けと海外向けを同時に設計しておくことが、結果的に制作費の最適化につながります。
公開後の運用も、制作と同じくらい重要です。動画であれば、次の流れで展開を設計します。
- 本編の公開:自社サイトやYouTubeなど、主要な掲載先で公開する
- 短尺の切り出し:SNSや広告向けに、15〜30秒の素材を複数作る
- 接点への展開:会社説明会、展示会のブース、商談の場で活用する
- 効果の測定:視聴回数や問い合わせ数の変化を確認する
制作時点で展開先を想定しておくと、撮影するカットの数や尺の設計が変わります。作ってから使い方を考えるのではなく、使い方から逆算して作ることが、結果的に無駄のない制作につながります。
企画から完成までを一貫して担当するため、途中で制作会社が変わることなく、意図が伝わる制作物に仕上がります。
BtoB領域の制作では、技術的な内容をどこまで平易な言葉に置き換えるかが判断の分かれ目になります。専門用語をそのまま並べると伝わらず、かみ砕きすぎると技術的な強みがぼやけます。読み手を採用候補者とするのか、技術部門の担当者とするのかによって、表現の粒度を変えることが重要です。
よくある質問
Q. 会社紹介動画には何を入れるべきですか
A. 会社・事業紹介、仕事紹介、1日の仕事の流れ、社員インタビュー、職場の雰囲気、代表者メッセージが基本です。採用目的であれば、求職者が知りたい「実際の仕事内容」や「職場のリアル」を中心に構成すると、志望度の向上とミスマッチの防止につながります。
Q. 動画の長さはどれくらいが適切ですか
A. 採用向けでは1分〜3分未満が適度だと回答する求職者が最も多くなっています(エン・ジャパンの調査)。用途に応じて、30秒〜1分の短尺、1〜3分の標準尺、3分以上のフル尺を使い分け、メイン動画から短尺を切り出す方法が効果的です。
Q. カタログやパンフレットの多言語対応も依頼できますか
A. 対応しています。英語・タイ語・ベトナム語などへの展開に加えて、現地の文化や商習慣に合わせた表現の調整、現地印刷・配布までを支援します。動画の字幕・ナレーションの多言語化も承っています。
Q. 制作期間はどのくらいかかりますか
A. 会社紹介動画の場合、企画から納品まで2〜3か月が目安です。撮影場所が複数ある場合や、出演者の調整が必要な場合は、さらに余裕を持ったスケジュールをおすすめしています。短尺の制作や既存素材の編集であれば、より短期間で対応できる場合があります。
Q. 制作後に内容が古くなった場合はどうすればよいですか
A. 撮影素材を保存しておくことで、更新時の制作費を抑えられます。公開後は、本編から短尺版を切り出してSNSや広告で活用し、掲載先ごとの役割を決めて定期的に内容を見直すことをおすすめしています。
Q. 制作会社はどのように選べばよいですか
A. 企画力、実績、コミュニケーション、費用の透明性の4点で比較することをおすすめします。「何を伝えるか」を一緒に考えて提案してくれるか、自社の業界や目的に近い実績があるか、見積もりの内訳が明確かを確認してください。初回の打ち合わせでの提案内容も、判断の材料になります。
Q. 海外向けの動画制作にも対応していますか
A. 対応しています。タイ・ベトナムに現地法人を持つことから、現地語の字幕・ナレーションの制作や、現地での撮影にも対応できます。国内向けで制作した動画を、海外向けに展開するご相談も承っています。
まとめ
会社紹介動画やカタログなどのクリエイティブは、作ること自体が目的ではありません。誰に何を伝え、その結果としてどう動いてほしいのかを先に決めることで、制作物の精度が上がります。
制作を依頼する場合は、企画力を含めて相談できるか、実績が自社の目的に近いか、費用の内訳が明確かを確認してください。制作の途中で意図が伝わらなくなることを防ぐには、企画から完成までを一貫して任せられる相手を選ぶことが有効です。
株式会社ビッグビートは、BtoB企業のマーケティングコミュニケーションを支援する会社として、会社紹介動画をはじめとするクリエイティブ制作を行っています。コンセプト設計から撮影・編集・印刷までを一貫して手がけ、ターゲットに「伝わる」映像づくりを提供します。日経BP広告賞やビジネス広告大賞など数多くの広告賞の受賞実績があり、タイ・ベトナムの現地法人による海外向け動画制作にも対応しています。
この記事のまとめ
- ✓コンセプト設計から撮影・編集、印刷までを一貫して支援します
- ✓カタログ・パンフレットの多言語対応と現地印刷・配布も承ります
- ✓掲載先と尺を先に決めて、使い回せる制作物に仕上げます
著者:ビッグビート ASEAN推進編集部
ベトナム・タイを中心としたASEAN圏に進出、あるいはこれから進出を計画している事業会社に対し、現地でのBtoBマーケティング領域を総合的に支援する広告会社です。ASEAN圏現地での実務経験や企業支援の実績を基に、現地に根差した信頼性の高い情報発信を行っています。





