Home 9 ビジネスコラム 9 VIMF Binh Duong 2026(ビンズオン)の展示会レポート
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本記事は、2026年6月17日から19日にかけてベトナム南部のビンズオンで開催された、製造業・産業技術の国際展示会「VIMF(Vietnam Industrial & Manufacturing Fair)Binh Duong」の開催レポートです。産業オートメーションやロボティクスなど幅広い分野が集まる本展には、375社が出展し、20,429名が来場しました。現場の熱気や出展社の声、そしてビッグビートが独自に企画した出展支援プロジェクト「The EN Project」の取り組みを、事実に基づいてお伝えします。

この記事でわかること

  • VIMF Binh Duong 2026の開催規模・来場者データなど基本情報
  • 製造拠点「ビンズオン」で開催される本展示会の強みとメリット
  • ビッグビート独自の 「The EN Project」のコンセプトと集客支援 施策
  • 出展社が現場で得たリアルな手応えと今後のビジネスチャンス

展示会の開催概要と実績

VIMFは、ベトナムにおける製造業・産業技術の国際展示会です。まずは2026年開催の具体的な実績データから見ていきます。

出展社・来場者ともに過去最大を記録

VIMF Binh Duong 2026は、2026年6月17日から19日の全3日間、WTC EXPO Binh Duongで開催されました。会場は17,000平方メートルの展示スペースに375社のブースが出展。うち41社が日系企業でした。

来場者数は20,429名で、前年の18,739名を上回り、VIMF Binh Duongとして過去最大の規模を記録しました。産業オートメーション展のVIAFやマテリアルハンドリング展のVMATなども同時開催され、幅広い分野の技術が一堂に会する場となっています。

3日間の来場者数の推移は以下のとおりです。

日程 来場者数
DAY 1 7,082名
DAY 2 9,359名
DAY 3 3,988名
合計 20,429名

来場者の約8割が製造業にかかわるターゲット層

VIMFの大きな特徴は、来場者の質の高さです。来場者のうち製造業者の割合は78%にのぼり、単に人数が多いだけでなく、明確なニーズを持ったターゲット層が集まっています。

来場者の内訳を見ると、国内来場者が72%、海外来場者が28%で、訪問国数は20カ国以上に及びました。来場者の約8割が製造業関係者という高い専門性が、商談や協業につながりやすい環境を生み出しています。

ベトナム南部の製造拠点「ビンズオン」で開催する意味

VIMFの舞台となったビンズオンは、ベトナムの製造業を語るうえで欠かせないエリアです。その立地の強みを見ていきます。

30以上の工業団地が集まるエリアの強み

2025年にホーチミン市に統合された旧ビンズオン省エリアは、ベトナムの製造業ハブであり、有数のFDI(海外直接投資)誘致先として知られています。近代的な産業インフラを備え、ベトナム南部への玄関口として機能する戦略的な立地にあります。

このエリアには30以上の工業団地が集積し、ベトナム国内トップクラスの製造業立地を誇ります。強固な国際投資コミュニティを形成しており、物流面でも優れた条件を備えたエリアです。

現場のニーズを持つお客様と直接話せるメリット

ビンズオンは中小企業の多い地域性が特徴で、その地域性に合った来場者が集まります。製造の現場で実際に課題を抱える担当者と直接対話できる点が、出展社にとって大きな価値となっています。

日系企業からは、具体的なニーズを持つターゲット層と直接会える場として高く評価されています。現地のニーズや市場の動きを把握し、新規顧客への認知拡大や新たな協業機会を見出せる有望なエリアとして期待が寄せられています。

ビンズオンで出展する主なメリットを以下に整理します。

観点 ビンズオンの特徴
立地 ベトナム南部への玄関口、物流面で戦略的
産業集積 30以上の工業団地が集まる製造業ハブ
来場者層 中小企業を含む現場ニーズを持つ製造業者
投資環境 有数のFDI誘致先で国際投資コミュニティが強固

人と人との「縁」を生み出す、ビッグビート独自の 「The EN Project」

今回のVIMFでは、株式会社ビッグビートが独自に企画した出展支援プロジェクト「The EN Project」を展開しました。プロジェクト名には、人と人との「縁」を生み出すという思いが込められており、「出展社同士の縁」と「出展社と来場者の縁」を深めることを目的としています。今回は17社が参加し、ビッグビートが各社の集客を支援しました。ここでは、その具体的な取り組みを紹介します。

単独出展の悩みを解決する「一体感」のある見せ方

海外展示会では、小規模ブースで単独で出展するだけでは視覚的なスケールメリットが出せず、効果が半減してしまう課題があります。他社の大きく派手なブースの中に埋没し、会場内での存在感が薄くなり、結果として集客に苦労するケースが少なくありません。

The EN Projectでは、一般的なジャパンパビリオンのように、日本企業を一つの枠組みで見せること自体を目的としたものではありません。ビッグビートが参加企業に共通するブランディングや集客施策を企画し、各社の魅力を生かしながら、視覚的な「一体感」と「スケール感」を創出する取り組みです。会場での存在感を高めるだけでなく、出展社同士や来場者との新たなつながりを生み出すことを目指しています。

スタンプラリーなどの工夫でブースへの訪問を後押し

The EN Projectでは、参加企業と来場者との接点を増やすため、ビッグビートは複数の集客施策を企画・実施しました。12の大型バナーを吊り下げて会場内にランドマークをつくり、The EN Projectと参加企業の視認性を高めています。

さらにスタンプラリー施策により、2,000名を超える来場者を各社のブースへ効果的に誘導しました。巫女スタッフ6名による統一ブランディングで視覚的インパクトを最大化し、蛇腹カタログや団扇の配布で日本全体のブランド訴求を行っています。

The EN Projectで実施された主な施策と数値は以下のとおりです。

施策 内容・数値
大型バナー吊下げ 12本でランドマークを創出
スタンプラリー 2,000名超をブースへ誘導
巫女スタッフ 6名で統一ブランディング
蛇腹カタログ配布 2,000部
団扇配布 2,000個

参加した企業の声とこれからの展開

実際に出展した企業からは、VIMFへの高い評価と今後への期待の声が寄せられました。現地の生の声を紹介します。

出展社が感じた「地域に合った来場者が多い」という手応え

会場では各社から「来場者が非常に多く手応えを感じた」「かなりのお問い合わせが来ている」といった声が上がり、商談や協業の機会につながる熱気に包まれました。VIMFは「今ベトナムで一番集客力がある展示会」と称され、多数のプレイヤーが出展しています。

今回のVIMFには日系企業が41社出展し、そのうち17社がThe EN Projectに参加しました。中小企業の多い地域性に合った来場者が多いという点が、出展社に共通する手応えとして語られています。

VIMFに参加した主な日系の出展団体・企業は次のとおりです。

  • パビリオン出展団体は一般社団法人石川県鉄工機電協会(石川ジャパン)、公益財団法人大阪産業局(大阪ジャパン)
  • The EN Project参加企業は株式会社桜本インダストリー、TSUBAKIMOTO VIETNAM、HASEGAWA VIETNAM、SUGIKO VIETNAM、Maxell Asiaなど計17社
  • その他日系出展社はYAMAZEN、Sodick、MISUMI、HIOKI、FANUC、Mitutoyo、NSKなど多数

新しい顧客との出会いやビジネスチャンスへの期待

VIMFは、単なる製品展示の場にとどまらず、新規顧客への認知拡大や今後の事業展開につながる場として機能しています。現地のニーズや市場の動きを直接把握できる点も、多くの出展社が評価するポイントです。

製造業ハブであるビンズオンで、明確なニーズを持つ来場者と出会えることは、新たな協業機会を見出せる有望なきっかけとなります。日本ブランドの存在感を高めながら、ベトナム市場での事業拡大を目指す企業にとって、大きな可能性を秘めた展示会といえます。

ベトナムのビジネスには展示会出展が効果的

ベトナムでは、展示会への出展が企業のマーケティング戦略において極めて重要です。現地で開催される展示会は、自社の商品・サービスを認知してもらう最適な機会であり、特にBtoB企業にとって欠かせない施策の一つとされています。開催数も年々増加しており、幅広い業種で行われる展示会は、効果的な販促チャネルとして注目されています。

展示会はテストマーケティングの場としても活用でき、現地顧客の反応を直接確かめることができます。さらに、単なる商品PRにとどまらず業界関係者とのネットワークづくりにも活用できるため、新規参入企業が現地での認知度を高め人脈を広げる上でも有効です。

このような対面での商談や交流を通じて有望な新規顧客の獲得やパートナー企業の発掘にもつながるため、展示会出展はベトナムにおけるBtoBビジネスにおいて極めて有効なアプローチとなっています。

まとめ

VIMF Binh Duong 2026は、来場者数20,429名と過去最大の規模を記録し、375社が集まる活気ある展示会となりました。来場者の78%が製造業者という質の高さも、この展示会の大きな魅力です。

30以上の工業団地が集まる製造業ハブ・ビンズオンという立地は、現場のニーズを持つ来場者と直接対話できる環境を提供しています。ビッグビート独自の出展支援プロジェクト「The EN Project」には17社が参加し、一体感のある見せ方やスタンプラリーなどの集客施策を通じて、出展社同士、そして出展社と来場者との「縁」を生み出しました。

出展社からは「手応えを感じた」との声が多く寄せられ、ベトナム市場での新たな出会いやビジネスチャンスへの期待が広がっています。

この記事のまとめ

  • ✓VIMF Binh Duong 2026は来場者20,429名と過去最大を記録した
  • ✓来場者の78%が製造業者で、ビンズオンは製造業ハブとして高い価値を持つ
  • ✓ビッグビート独自の「The EN Project」が企業と来場者の新たな縁を生み出した
  • ✓ベトナム市場への出展を検討するなら専門家への相談から始めるとよい

VIMFビンズオン2026 / The EN Project当日の動画

株式会社ビッグビートは、海外展示会出展のサポートをしています。特に、タイやベトナムに現地法人を有しており、出展企画の立案から展示ブースの設営、コンパニオンをはじめとする運営スタッフの手配や管理に至るまで、日本の高い品質基準を維持したまま、現地からの迅速なサポートを提供することが可能です。

The EN Projectでは、展示会当日の集客支援にとどまらず、今後は出展前の準備から出展後のフォローまでを含めた、一貫した支援体制の構築を目指しています。

著者:ビッグビート ASEAN推進編集部

ベトナム・タイを中心としたASEAN圏に進出、あるいはこれから進出を計画している事業会社に対し、現地でのBtoBマーケティング領域を総合的に支援する広告会社です。ASEAN圏現地での実務経験や企業支援の実績を基に、現地に根差した信頼性の高い情報発信を行っています。