セミナーやウェビナーを終えると、お礼メールを1通送って区切りにしてしまいがちです。しかし、参加者は聞いた内容を持ち帰って検討を始める段階にあり、欠席した申込者は「あとで見よう」と思ったまま日常業務に戻っています。開催後の数日は、こうした接点を次の行動につなげられるかどうかの分かれ目といえるでしょう。
本記事では、セミナーフォローメールの書き方を、参加者向けと欠席者向けに分けて、例文つきで解説します。送るタイミング、アンケートを使った出し分け、営業への引き継ぎ、配信前に確認したいルールを順に見ていきましょう。後半では、LINEやZaloが主役になるASEANでの連絡の考え方も取り上げます。
例文は、自社の内容に書き換えていただくための作例です。次回のセミナーフォローに、ぜひお役立てください。
この記事でわかること
- セミナー後のフォローは、参加者・欠席者・録画視聴者に分け、区分ごとに内容を変える
- 当日から1週間後までの送り方と、参加者向け・欠席者向けの例文のひな型
- アンケートでの出し分け、営業への引き継ぎ、メール配信のルール
- ASEAN(タイ・ベトナム)でLINE・Zaloなどを使って連絡するときの前提条件
セミナー後のフォローが成果を左右する理由
まず、セミナー後のフォローで何を目指すのかと、フォローの対象をどう分けるのかを整理しましょう。
開催後の数日に起きやすい機会損失
開催当日は、参加者の関心が最も高まっている時間帯です。記憶に新しいうちに資料を受け取り、疑問を解消し、次の一歩を案内できれば、自社への理解は深まります。何も届かないまま数日が過ぎると、関心は日常業務に押し流されるでしょう。
運営の実態を見ても、開催後の対応は課題になりやすい領域でしょう。Livestormが2025年12月に実施したアンケート(GTM担当者853人が対象の調査)では、課題に「開催後のフォロー」を挙げたチームが38.2%にのぼりました。同社の2025年のデータ(33,786セッション)では、1回あたりの申込者が平均175人、ライブ参加者が平均83人で、差し引きの92人は当日に参加しなかった計算です。
セミナーフォローの目的は、お礼にとどまりません。お礼、理解の定着、次の接点への誘導の3つを、相手の状況に合わせて届けることが基本になります。
参加者・欠席者・録画視聴者の区分
次の表では、4つの区分について、状況とフォローの狙いを比較します。
| 区分 | 状況 | フォローの狙い |
|---|---|---|
| 参加者 | ライブで視聴した | 理解の定着と、次の行動の案内 |
| 欠席者 | 申込のみで、連絡もなかった | 内容を知ってもらい、関心を引き出す |
| キャンセル者 | 事前に欠席の連絡があった | 関係を保ち、都合のよい時に内容を見てもらう |
| 録画視聴者 | 当日は不参加で、後日に録画を視聴した | 関心の高い層として個別に対応する |
録画視聴者については、Goldcastの2026年版レポート(2025年の26,190件のB2Bウェビナー、522社)が参考になるでしょう。ライブ参加者の10.61%が後日に録画を見直し、申込者の2.62%はライブに出ず録画だけを視聴していました。自分から録画を探して見た人は、通常のお礼メールとは別に扱う価値のある層です。
フォローメールを送るタイミングの目安
セミナーフォローは、開催日を基準に、いつ・誰に・何を送るのかを決めると運用しやすくなります。次の表は実務上の目安で、調査から導いた数値ではありません。
| タイミング | 対象 | 送る内容 |
|---|---|---|
| 当日〜翌営業日 | 参加者・欠席者 | 参加者にはお礼と資料、欠席者には録画の案内 |
| 2〜3日後 | 参加者 | 質問への回答、アンケート結果、関連資料 |
| 1週間後 | 反応のあった人 | 個別相談、事例資料の案内 |
| 2〜4週間後 | 全員(配信停止者を除く) | 次回セミナー、関連コンテンツの案内 |
当日から翌営業日のお礼メール
セミナーフォローメールの1通目は、開催当日の夕方か翌営業日の午前中に送ります。内容は、お礼、資料や録画のリンク、アンケートのお願いに絞り、営業色の強い案内は入れません。
IDEATECHが2024年6月に実施した調査(セミナー参加経験者109人)では、電話でのフォローを嬉しいと答えた63人の希望時期が、当日中27.0%、直後19.0%、翌日19.0%でした。直後・当日中・翌日を合わせると65.0%になります(当記事での単純合算)。電話に限った設問で回答者も少ないため、傾向の参考にとどめてください。
2〜3日後の資料送付と録画の案内
2通目は、講演資料、質問への回答、アンケート結果、録画公開のお知らせを兼ねます。1通目はお礼を中心にし、2通目で情報を厚く届けるとよいでしょう。
録画の公開範囲は、視聴回数と視聴者情報のどちらを重視するかで選びましょう。Livestormの2025年のデータでは、1セッションあたりの平均視聴回数が、公開設定で14.60回、登録者限定で3.97回でした。ただし、公開では視聴者の情報を取得できない点に注意しましょう。視聴者を営業へ引き継ぎたい場合は、登録者限定にしたうえで、メール内の導線で視聴の手間を減らすのが現実的です。
1週間後以降の個別相談の打診
3通目以降は、反応のあった人に絞って個別相談や事例資料を案内します。IDEATECHの2026年2月の調査(BtoB商材の導入検討に関わった438人)では、検討段階が浅いときに受け取る営業メールのネガティブ要因として、「状況やニーズに関係ない分野の案内」が50.9%、「アポイントの要求が強引すぎる」が43.6%でした。
資料を開いた、アンケートに回答したといった反応の有無で、次の連絡の内容と頻度を変える運用が欠かせないでしょう。
参加者向けフォローメールの書き方と例文
参加者向けのセミナーフォローメールは、「お礼」「振り返り」「次の一歩」の3部構成にすると書きやすくなります。構成要素は次のとおりです。
- 件名・冒頭:セミナー名とお礼の用件を入れ、宛名・社名の差し込みを正確にする
- 振り返り・資料:講演の要点と、資料・録画・アンケートのリンク(3つ以内)を載せる
- 次の一歩・署名:個別相談など1つに絞り、配信停止の方法を添える
件名と構成の型
件名は、開封の判断材料であり、後から探すときの目印でもあります。「【ご参加御礼】〇〇セミナー講演資料のご送付」のように、セミナー名と用件を入れましょう。アンケートが目的なら「〇〇セミナーのご感想をお聞かせください(所要2分)」、質問への回答なら「〇〇セミナーでいただいたご質問への回答」が作例です。
件名と冒頭に参加したセミナーの名称を入れ、自分宛ての連絡だと一目で分かるようにすると、一斉配信の印象が和らぎます。
お礼と資料送付の例文
次の例文は、当日の夕方か翌営業日の朝に送る1通目の作例です。〇〇の部分は、自社の内容に置き換えてください。
例文1 参加者向けのお礼と資料送付(作例)
【件名】【ご参加御礼】〇〇セミナー講演資料のご送付
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日は「〇〇セミナー」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
当日ご紹介した「〇〇の3つのポイント」の資料を、下のリンクからご覧いただけます。いただいたご質問への回答は、〇月〇日ごろにお送りいたします。
▼講演資料(資料のURLを記載)/▼アンケート(所要5分・URLを記載)
講演の内容を貴社の業務に当てはめて整理したい点がございましたら、このメールへのご返信でお知らせください。今後ともよろしくお願いいたします。
株式会社△△ □□(署名・連絡先・配信停止の方法を記載)
この例文は、資料、質問への回答、アンケートに用件を絞り、売り込みの文言を入れていません。1通目は相手の役に立つ内容だけを届け、商談の打診は反応を見てから行うのが基本です。
個別相談を案内する例文
次の例文は、アンケートで「具体的に検討している」と回答した参加者への作例です。
例文2 アンケートで相談を希望した参加者への案内(作例)
【件名】〇〇セミナーの内容を貴社の状況に当てはめると
〇〇株式会社 〇〇様
先日は「〇〇セミナー」にご参加いただき、ありがとうございました。アンケートで「〇〇の導入を具体的に検討している」とご回答いただいたため、ご連絡いたしました。
貴社の体制や課題に合わせた進め方を、15〜30分ほどのオンライン面談でご説明できます。ご都合のよい日時を、以下の候補からお選びください(候補日時を3つ記載)。情報収集の段階であれば、関連する事例資料のみをお送りすることも可能です。
株式会社△△ □□(署名・連絡先・配信停止の方法を記載)
IDEATECHの2026年2月の調査では、資料請求や問い合わせの直後に電話を受けた経験者(374人)の34.0%が「行動を把握されているようで戸惑った」と答えました。本人が回答した内容や参加した事実に触れ、閲覧履歴など本人が意識していない行動は持ち出さないほうが、安心して返信してもらえるでしょう。
欠席者向けフォローメールの書き方と例文
欠席者向けのセミナーフォローメールは、欠席を責める印象を避けつつ、「今からでも内容を受け取れる」と伝えるのが出発点です。欠席の背景は、次の3つに分けて考えられます。
- 無断欠席:詫びる必要はなく、録画と資料を淡々と案内する
- 事前キャンセル:連絡へのお礼を一文添え、録画を案内する
- 録画の未視聴:視聴期限と見どころを示した再案内を1回だけ送る
欠席の背景別の考え方
申込者の半数前後が欠席するのは、特別な失敗ではないでしょう。Goldcastの2026年版レポートでは2025年の参加率が平均40%、Livestormの2026年版レポートでは47.7%でした。
申込者の約6割がライブに参加しなかったのに対し、録画だけを視聴した申込者は2.62%にとどまります(Goldcast、2025年のデータ)。欠席者の多くは、案内がなければ録画にたどり着いていない可能性が高いと読み取れるでしょう。一方、録画視聴者の平均視聴完了率は91%で、ライブ参加者の74%を上回りました。
録画と資料を案内する例文
次の例文は、当日の夜か翌営業日に送る欠席者向けの作例です。事前にキャンセルの連絡があった方には、冒頭に「事前にご連絡をいただき、ありがとうございました」の一文を足してください。
例文3 欠席者向けの録画と資料の案内(作例)
【件名】【録画のご案内】〇〇セミナー(〇月〇日開催)の内容をご覧いただけます
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日の「〇〇セミナー」にお申込みいただき、ありがとうございました。当日はお会いできず残念でしたが、内容をお届けしたく、ご連絡いたしました。
録画(全編〇分)と講演資料は、以下からご覧いただけます。視聴期間は〇月〇日までです。お時間が限られる場合は、〇分ごろから始まる「〇〇の事例」の部分だけでもご覧ください。
▼録画(URLを記載)/▼講演資料(URLを記載)
次回は〇月ごろの開催を予定しております。株式会社△△ □□(署名・連絡先・配信停止の方法を記載)
工夫は3つあります。視聴期間を示して期限をつくること、全編の長さと見どころの時間で視聴のハードルを下げること、次回開催に触れて関係をつなぐことです。欠席者には「全部見てください」ではなく「ここだけでも」と、短い入口を示すと再生してもらいやすくなるでしょう。共有前には、登壇者・共催者の許諾、氏名・社名の映り込み、公開範囲と視聴期限を確認しましょう。
アンケートの活用と営業連携、配信ルールの確認
セミナーフォローは、アンケートの回答を起点にフォローを出し分け、営業へ引き継ぐところまでが一連の流れです。順に見ていきましょう。
アンケート回答別の出し分け
次の表は、代表的な設問ごとに、回答別のフォローを整理した作例です。
| 設問 | 回答 | フォローの出し分け |
|---|---|---|
| 満足度 | 高い | 事例資料、次回セミナーの案内 |
| 検討状況 | 具体的に検討中 | 個別相談の案内(営業へ引き継ぎ) |
| 検討状況 | 情報収集中 | 関連資料、コラム、次回セミナーの案内 |
IDEATECHの2024年調査では、電話でのフォローを歓迎した人に期待する内容を聞いたところ、「セミナーの補足説明」が65.1%、「個別のアドバイス」が47.6%、「セミナー内容の不明点の解消」が46.0%、「追加資料の提供」が44.4%でした。フォローに期待されているのは、売り込みよりも補足説明や不明点の解消であり、出し分けの文面にもその視点を反映しましょう。
営業へ引き継ぐ情報と連絡のタイミング
セミナーフォローで営業には、名簿に加えて相手の状況を伝える次の項目を渡します。
- 参加ステータス:参加、欠席、録画視聴のいずれか。視聴時間や途中退出の有無
- アンケートの回答:検討状況、相談の希望、関心のあるテーマ
- 質問の内容:質疑応答やチャットで出た質問と、その回答状況
連絡の速さには注意が必要でしょう。IDEATECHの2026年2月の調査では、資料ダウンロードや問い合わせの数分〜数十分以内にインサイドセールスから電話を受けた経験があるのは85.4%でした。経験者374人のうち「検討前のタイミングだったので迷惑だった」が57.8%で、「対応が早くて好印象だった」は7.5%です。
一方、前出の2024年調査では、セミナー後の電話フォローを嬉しいと答えた人が57.9%いました。2つの調査は対象も設問も異なり、単純には比べられません。ただ、相談を希望した人や具体的に検討中の人には早く連絡し、情報収集段階の人にはメールで資料を届けて待つという出し分けなら、両方の結果と矛盾しないでしょう。
配信前に確認したいメールのルール
フォローメールでは、特定電子メール法への配慮が欠かせないでしょう。総務省の解説資料によると、広告宣伝のために送信される電子メールが対象で、原則としてあらかじめ同意した相手にのみ送信できます。取引関係にある者や、名刺などの書面でメールアドレスを通知した者などは、同意なしで送信できる例外とされています。主な義務を整理しましょう。
- 同意の記録の保存:同意を受けた時期と方法を示す記録を、最後に送信した日から1か月(措置命令を受けた場合は1年)保存する
- 表示事項:送信者の氏名または名称、受信拒否の通知先などをメールに表示する
- 受信拒否への対応:通知を受けたら、以後の広告宣伝メールの送信は禁止される
お礼と資料送付が中心でも、サービス案内や商談の打診を含める場合は、広告宣伝に当たるかどうかの判断が要ります。申込フォームの段階で、セミナー後の案内メールを受け取ることへの同意を取得し、記録を残しておくと、運用が安定するでしょう。個別の判断が必要な場合は、総務省・消費者庁の公表資料や専門家に確認してください。
ASEANでのフォロー連絡|メッセージアプリの使われ方
ASEANの参加者を含むセミナーや現地開催では、セミナーフォローメールだけでは届きにくい場面があります。ここでは、タイとベトナムを中心に、主なアプリと企業が連絡するときの条件を確認します。
タイとベトナムで使われる主なメッセージアプリ
国ごとに主役のアプリが異なります。次の表では、利用規模を調査主体・時期とあわせて比較します。
| 国 | アプリ | 利用規模(出典・時期) |
|---|---|---|
| タイ | LINE | 月間アクティブユーザー5,400万人、人口の約81%(LINEヤフー、2025年9月末) |
| ベトナム | Zalo | 月間アクティブユーザー7,830万人、人口の77.0%(VNGの発表をもとにしたDataReportal、2025年後半) |
LINEヤフーが2024年11月に日本・台湾・タイの各1,200人へ行ったアンケートでは、仕事関係の相手との連絡にLINEを使う人の割合が、タイは日本の約1.6倍でした。
タイではLINEが仕事の連絡手段としても広く使われているため、メールに加えてLINEの連絡手段を用意する意味があります。
メッセージアプリで連絡するときの条件
次の表は、LINE・Zalo・WhatsAppについて、企業が連絡するときの前提と制約を、各社の公式情報から整理したものです。
| アプリ | 企業からの連絡の前提 | 主な制約 |
|---|---|---|
| LINE(公式アカウント) | 一斉配信の宛先は、公式アカウントを友だち追加しているユーザー | 料金プランは国・地域ごとに異なる |
| Zalo | 承認済みのテンプレート(ZBS Template Message)を、Zaloを使う電話番号宛に、公式アカウントのフォローなしで送れる | テンプレートの審査が必要。種別は取引向けと販促向け |
| 相手が電話番号などを提供し、今後のメッセージの受け取りに同意(オプトイン)した場合に限る | 会話の開始と、24時間のウィンドウ外の送信は、承認済みテンプレートのみ |
メッセージアプリは、アプリごとに連絡の前提条件が異なるため、フォローの設計も合わせる必要があります。LINEは友だち追加、Zaloはテンプレートの審査、WhatsAppはオプトインが入口です。
個人情報の扱いにも注意が必要でしょう。タイの個人情報保護法(PDPA)は2022年6月1日に全面施行されました。ベトナムの個人データ保護法(法律第91/2025/QH15号)は2025年6月26日に成立し、2026年1月1日に施行されました(同意を中心とする枠組みが引き継がれたと、Tilleke & Gibbinsは解説しています)。現地の参加者の連絡先を扱う際は、現地の専門家にも確認すると安心でしょう。
日本企業が押さえたい運用のポイント
ASEANの参加者へは、メールを土台に、現地で主流のアプリを補助の手段として用意するのが現実的です。運用上の要点は次のとおりです。
- 申込フォームで連絡手段を聞く:メールに加え、LINEやZaloなど普段使う手段と、連絡への同意を任意項目で取得する
- 言語を合わせる:お礼や録画の案内は、現地語または英語で用意し、日本語の機械的な置き換えにしない
連絡手段の運用と文面の現地語チェックは、現地の事情に通じた担当者と分担するほうが、無理なく続けられるでしょう。
セミナーフォローをプロに任せる選択肢
社内で担いきれない場合は、運営から事後フォローまで任せる選択肢もあります。
ビッグビートのセミナー・イベント運営支援
株式会社ビッグビートは、BtoBマーケティングコミュニケーションを支援する会社として、1995年の設立以来、カンファレンス・セミナーを手がけています。数人規模の勉強会から数千人規模の大型イベントまで、企画、集客、来場者管理、事務局対応、会場造作、当日運営、クローズ対応までを一貫して支援しています。
公式サイトでは、サイボウズやGoogle Cloud Japanのユーザー向けセミナー、マクニカなどのオンラインイベントの支援実績を紹介しています。全体像は、セミナー・カンファレンス支援の解説記事もご覧ください。
B-Squareによる参加者管理とASEANでの運営支援
ビッグビートは、2003年にイベント来場者管理システム「B-Square」を自社開発しました。イベント事務局サービスでは、登録から受付、オンライン配信までを自社開発の管理システムで一括管理し、公式サイトはB-Squareを事後フォローまで見据えた登録システムと紹介しています。申込と受付のデータが一元化されていれば、参加者と欠席者の振り分けもしやすくなるでしょう。
タイ(2018年設立のBigbeat Bangkok Co.,Ltd.)とベトナム(2025年設立のBigbeat Vietnam Co., Ltd.)には現地法人があります。海外セミナーの運営サポートには、アフターフォローとレポート作成までが含まれます。支援の範囲を見ていきましょう。
- 企画・集客:目的に応じたプログラム設計と、集客・プロモーションの支援
- 申込・参加者管理:B-Squareによる登録から受付、オンライン配信までの一括管理
- ASEANでの開催:会場・現地手配、多言語対応の運営スタッフ・通訳の手配、アフターフォローとレポート作成
日本語で相談できますので、セミナーの運営やフォローをプロに任せたい場合は、ビッグビートにご相談ください。
よくある質問
Q. セミナー後のフォローメールは、いつまでに送るべきですか
A. 1通目は、開催当日の夕方か翌営業日の午前中が目安です。お礼と資料を中心にした短いメールで接点を持ち、詳しい情報は2通目で届けましょう。
Q. 欠席者にもフォローメールを送ってよいですか
A. 送ることをおすすめします。案内がなければ、録画に気づかない可能性があります。ただし、内容が広告宣伝に当たる場合があるため、申込フォームで受信への同意を取得し、配信停止の方法を明記してください。
Q. フォローメールに営業の案内を入れても問題ありませんか
A. 1通目は、お礼・資料・アンケートに絞るのが無難です。相談を希望した人や、具体的に検討中と回答した人に限って、個別相談を案内しましょう。
Q. セミナーフォローメールは同じ相手に何通まで送ってよいですか
A. 決まった上限はありません。1通目、2〜3日後の2通目、反応があった場合の個別相談という流れが目安です。配信停止の申し出には速やかに応じてください。
Q. ASEANの参加者には、LINEやZaloで連絡すべきですか
A. メールを基本に、タイならLINE、ベトナムならZaloなど、現地で主流のアプリを補助の手段にするのが現実的です。ただし、LINEは友だち追加、Zaloはテンプレートの審査、WhatsAppはオプトインと、前提条件が異なります。個人情報の扱いも含め、現地の事情に通じた担当者に確認しましょう。
まとめ
セミナーフォローは、お礼を1通送って終わりにするのではなく、参加者・欠席者・録画視聴者に分けて、区分ごとに内容と時期を変える取り組みです。相手の状況に合わせて、次の一歩を1つだけ示しましょう。
運用面では、アンケートの回答で出し分け、営業へは参加ステータスや回答内容を添えて引き継ぎます。相手の検討段階に合わせて連絡の手段と速さを選び、特定電子メール法のルールも確認してください。
ASEANの参加者には、メールを土台に、タイならLINE、ベトナムならZaloなどを補助の手段として検討するとよいでしょう。人手が足りない場合は、運営から事後フォローまで任せる選択肢もあります。
株式会社ビッグビートは、BtoBマーケティングのプロフェッショナルとして、カンファレンス・セミナー・ウェビナーの支援を行っています。数人規模の勉強会から数千人規模の大型カンファレンスまで、企画・集客・事務局・当日運営・フォローを一貫して提供。自社開発のイベント管理システム「B-Square」による効率的な運営と、IT・製造業を中心とした企業支援の実績が強みです。
この記事のまとめ
- ✓セミナー後は、参加者・欠席者・録画視聴者に分けて、当日から翌営業日に1通目を送りましょう
- ✓アンケートの回答で出し分け、営業へは温度感と回答内容を添えて引き継ぎましょう
- ✓ASEANではメールに加え、LINEやZaloなど現地の主流アプリの前提条件を確認しましょう
■ 参考文献
- Livestorm「Webinar Benchmark Report 2026
- Goldcast「2026 B2B Webinar Benchmark Report(2025年の26,190件のウェビナー集計・参加率40%・録画の視聴状況)」
- IDEATECH/リサピー「BtoB企業のセミナーに関する意識調査(セミナー参加経験者109名・電話フォローの希望時期と期待)」
- IDEATECH/リサピー「BtoB購買プロセスにおける「7つの大罪」実態調査(438名・営業メールのネガティブ要因、資料DL直後の営業電話)」
- LINEヤフー「「LINEのトーク」に関する利用実態調査を実施 台湾の一人当たりの送信数は日本の約3倍」
- DataReportal「Digital 2026: Vietnam(Zalo月間アクティブユーザー78.3百万人)」
- LINE Developers「Sending messages(ブロードキャストの宛先)」
- LINE Developers「Messaging API pricing(料金プランは国・地域ごとに異なる)」
著者:ビッグビート ASEAN推進編集部
ベトナム・タイを中心としたASEAN圏に進出、あるいはこれから進出を計画している事業会社に対し、現地でのBtoBマーケティング領域を総合的に支援する広告会社です。ASEAN圏現地での実務経験や企業支援の実績を基に、現地に根差した信頼性の高い情報発信を行っています。


