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ASEAN Case Studies

ClipLine

株式会社

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企業名

展示会名称

開催国

シンガポール

展示規模

2小間

初の海外展示会への出展で、目標としていたリードと商談機会を獲得

近年、海外市場を視野に入れたビジネス展開を進める企業が増えています。その中でも、現地の市場動向を肌で感じ、ビジネスパートナーを見つける手段として、展示会は非常に有効な機会の一つです。しかし、初めて海外の展示会に出展する企業の多くは、出展効果を最大化する方法が分からず、出展を躊躇してしまっているケースも少なくありません。

ClipLine株式会社は、2024年にシンガポールで開催された「FHA-Food & Beverage 2024」に初出展し、多くのリード獲得と商談機会を実現しました。初めての海外の展示会であったClipLine社は、どのようにして目標を達成することができたのか。展示会出展の背景やそのプロセスについて話を伺いました。

「東南アジア進出の足がかり」としてシンガポールをまず選択

ClipLine株式会社の創業は2013年。「『できる』をふやす」をミッションに掲げ、サービス業に関わる人をエンパワメントする「サービステック」を活用し、サービス業の課題解決に特化したソリューションを提供する企業です。主力サービスである「ABILIシリーズ」は、多拠点ビジネスの課題を解決するプラットフォームであり、データ可視化、動画マネジメント、スキル管理といった機能を備えています。このようなサービスを通じて、サービス業の業務効率向上と人的資本の最大化を支援しています。

ClipLine社がシンガポール市場に注目した背景として、既に製品を導入している企業がシンガポール内にあったことが挙げられます。また東南アジア全域に展開する企業の本社がシンガポールに集中していることも、理由の一つでした。このような背景から、シンガポールを足がかりとして東南アジア市場全体への進出を目指す戦略を立てたのだといいます。

展示会選びの決め手は「豊富な展示会実績」と「自社サービスとの親和性」

ClipLine社が初の海外での展示会出展先として選んだのは、「FHA-Food & Beverage 2024」でした。

数ある展示会の中から、食品業界やホスピタリティ業界における最大級の展示会の一つであるこの展示会を選んだ主な理由として、「すでに北米で実績のあるイベントの、アジアでの初の出展であったこと」「これまでの日本国内で飲食業のお客様に対してソリューション提供してきた背景から、Food Service Techというテーマとの親和性が高く、食品・ホスピタリティ業界の主要バイヤーと直接接点を持つことができるのではないかと考えたこと」を挙げます。

「FHA-Food & Beverage 2024」は、多国籍の参加者が集まり、経営層が多く来場する点が特徴の展示会です。英語が共通言語であるため、国際的なネットワーキングが円滑に進むというメリットもあります。ClipLine社は、アジア市場に進出を目指す企業にとって理想的なプラットフォームであるこの展示会を、シンガポール市場進出のテストマーケティングの場として活用しようと出展を決定しました。

また、「FHA-Food & Beverage 2024」への出展にあたり、ビッグビートのサポートを利用した理由は、シンガポールにおける展示会のノウハウが不足していたためです。展示会での成果を最大化するためにはどうすべきかを総合的に検討し、ベトナム市場や展示会に関する豊富な知見と実績を持つビッグビートを選んだのだといいます。

出展パートナーへ求めるものは「海外展示会への多くのサポート実績」

海外展示会に出展する際には、現地での手続きやブース設営、リーフレットの制作など、多くの準備が必要になります。初の海外での展示会出展となるClipLine社は、海外展示会への多くのサポート実績から、ビッグビートを出展パートナーとして選びました。

ビッグビートのサポート内容には、申請書類の作成から主催者との折衝、ブースデザインや日英リーフレットなどの制作、コンパニオンや通訳手配などを含む運営サポートや当日の現場管理などが含まれていました。こうしたサポートもあり、大きなトラブルもなくスムーズに展示会を終えることができたといいます。

 

目標としていたリード・商談機会の獲得を達成。これからのビジネス展開の足がかりに

FHA-Food & Beverage 2024」への出展で、当初の目標としていたコネクション数を獲得することができました。

ClipLine社は、「FHA-Food & Beverage 2024」で、多くのリードや商談の機会を獲得しました。さらにシンガポール現地だけでなく、東南アジア地域全域で多店舗経営を行う企業とのつながりもつくることができたといいます。

このようにClipLine社は、自社サービスとの親和性や目的にあった展示会選びと、パートナー企業の活用によって、初めての海外展示会出展にもかかわらず、単なる企業PRにとどまらない、未来のビジネス展開の足がかりとなる成果を得ることができました。