Home 9 ベトナム展示会 9 CLEANFACT 2025

Asean Exhibitions

CLEANFACT VIETNAM 2025

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cleanfact25

Exhibition outline

概要

最先端クリーンルーム技術やシステムを紹介し、顧客に合ったソリューションの提案を行う国際環境展示会「CLEANFACT Vietnam 2025」が、今年もまたベトナムで開催される。昨年までは熱関連部門と併せて大会名を「CLEANFACT & RHVAC Vietnam」とし南部ホーチミンで開催していたが、今回より同部門が切り離され、会場も首都ハノイのIT集積地に移して行うこととなった。半導体生産に必要なクリーンルーム技術などに特化することで新たな産業の掘り起こしと先端企業の誘致、さらには半導体・IT産業におけるハブ化も進める考えだ。

CLEANFACT VIETNAM 2025

2025年9月11~13日

Hanoi, Vietnam

製造・機械・工業技術

Show Hilight

展示会のハイライト

■主催者と開催会場

主催するのは、B2B向けに各種イベントや展示会、ブランディング戦略の提供やデジタルマーケティングなどを手掛けているINTERNATIONAL BRANDING & COMMUNICATIONS JOINT STOCK COMPANY(IBC)。共催・協賛として、環境問題のソリューションなどを提供しているベンチャー企業のINTECH Group、ベトナム冷凍空調工学協会(VISRAE)、韓国の釜山展示コンベンションセンター(BEXCO)などが名を連ねる。

CLEANFACT & RHVAC Vietnamは例年11月下旬に開催されてきたが、CLEANFACT Vietnamと改名される今大会(25年)から2カ月余り時期を早めて9月11日~13日の日程となる。前身の大会から数えると通算4回目。会場も、ホーチミン廟や国鉄ハノイ駅があるソンホン川河畔ハノイ旧市街の西側カウザイ区にある国際展示会場National Exhibition Construction Center(国家展示建設センター、NECC)に変更される。株式会社ビッグビートは前回展示会では販売代理契約を締結していた。

■会場移転の背景

NECCに近いカウザイ区のイエンホア地区とデックヴォン地区は、大学の研究機関や大手IT会社などが立ち並ぶ高度学術研究都市。ベトナム最大手の移動体通信国有企業Viettel(ベトテル)の本社ビル(総敷地面積約2万400平方メートル)や契約者数2位を数える通信大手のMobifone(モビフォン)の拠点がある。ベトナムへの進出が盛んな韓国サムスンのベトナムにおける研究施設もここに存在する。こうしたことからベトナム政府は、両地区を「ベトナムのシリコンバレー」として育てて行きたい意向だ。

本来の「シリコンバレー」とは半導体の原料であるケイ素の産出地及び半導体の生産地という意味だが、昨今の米国西海岸サンタクララバレー近郊には大手IT企業のアップルやGoogle、Facebook(Meta)の本社機能などが集積していることから、政府はそれにあやかって当地を「ベトナムのシリコンバレー」と呼ぶようになった。半導体取引ならびにITの一大拠点としたいというのが狙いだ。

会場では、半導体を生産するクリールームの建設ノウハウや資材に加え、内外に設置される計測・測定器や備品までハイテク化に向けてのあらゆる環境機器を展示。顧客毎のソリューションとメンテナンスサービスなども提供することにしている。世界各地で半導体製造装置や関連電子設備が近代化し続ける中、日進月歩で変わりゆく最先端の「今」を紹介する。

VIMF

Exhibited products

主な展示品

デバイスクリーンルーム
  • エアシャワー、パスボックス(エアシャワー、パスボックス)
  • 空気清浄機(BFU、FFU)
  • ヘパボックス、リターンエアボックス
  • クリーンブース
  • フィルター(プレフィルター、フィルターバッグ、HEPA、ULPA)
材料・クリーンルーム
  • 床材(エポキシ、ビニール、PU、ESDなど)
  • パネル(EPS、PIR、PUR)
  • クリーンルームアルミニウム
  • ESDソリューション
  • ドア、クリーンルームのガラス、錠前、蝶番
  • アクセサリー
クリーンルーム/ラボ機器および付属品
  • クリーンルームの家具(テーブル、椅子、演台など)
  • 実験設備(ドラフト、実験台、微生物培養器など)
  • 静電気試験装置
  • 消毒設備
クリーンルーム検査および建設機器
  • 測定機器(リークテスト、粒子、微生物学など)
  • オンライン測定システム
  • 微生物ステンレス鋼溶接機
  • クリーンルーム建設専用機器
  • 差圧、温度、湿度計
クリーンルームのツールと材料
  • クリーンルーム用品および機器
  • クリーンルーム保護(手袋、衣類、帽子、指サック、マスクなど)
  • 消毒、滅菌、クリーンルーム用化学薬品
クリーンルームサポートサービスとソリューション
  • 測定と評価
  • コンサルティングトレーニングユニット
  • メンテナンスソフトウェア
  • その他の関連分野
7,279

来場者

4,500

展示面積(㎡)

189

出展企業

14

カ国・地域からの出展

400

展示ブース

11

ワークショップ・イベント

■出展者の評価 

  • 次回大会にも出展したい 88.1% 88.1%
  • 出展内容の専門性に満足した 91.7% 91.7%
  • ネットワークの構築ができた 91.9% 91.9%

■出展者の満足度

  • 新規顧客の開拓ができた 98.5% 98.5%
  • 顧客情報の収集に役立った 97.2% 97.2%
  • 代理店やパートナーの開拓に役立った 98.3% 98.3%
  • 市場動向の情報収集に役立った 97.1% 97.1%

■出展者の属性

  • 環境技術・クリーンエネルギー関連企業
  • 廃棄物管理や水処理技術の専門家
  • 政府関係者や政策立案者
  • 研究者や学術関係者
  • 投資家やビジネスリーダー

■出展者の主な声

ベトナムのクリーンルーム市場に参入を希望する企業にとって有益だ

ベトナム企業

大会事務局がしっかりしていて成功裏に終えることができた

韓国企業

半導体関連企業が多く、とてもいい

ベトナム企業

Visitor’s details

来場者の詳細

■来場者の属性

  • 投資家
  • 請負業者・設計コンサルタント
  • クリーンルーム専門家
  • クリーンルーム専門団体
  • クリーンルーム製品メーカー
  • 研究学術機関

■来場者の関心

  • エアハンドリング・空気処理
  • 業務用エアコン
  • クリーンルーム設備
  • 産業用エアコン
  • 換気
  • HVACR制御
  • クリーンルーム試験・検証
  • クリーンルーム製品
  • コンタミネーション制御
  • オートメーション制御

■来場者の業種

  • 設計コンサルティング
  • RHVAC、MEP
  • トレーダー
  • 医薬品製造
  • 電子機器製造
  • ヘルスケア・病院
  • HVACR・クリーンルーム製造
  • 大学・研究機関

■来場者の訪問目的

  • 先端情報の入手
  • 代理店・パートナーの発見
  • セミナー参加
  • 新規顧客の開拓
  • 購入相談

Exhibition’s background

展示会の背景

■政府の基本方針

 半導体産業をめぐってベトナム政府は、2050年までを期限とした「半導体産業発展戦略」を策定。積極的な投資と支援を進めている。それによると、30年までの第1段階として「人材育成と投資の誘致」を置き、国内における理工系大学の整備や外国企業の誘致を進める考えだ。さらに、40年までの第2段階目標として「世界の半導体産業の中心地に向けた成長」を、さらに50年までの最終段階として「研究開発(R&D)部門における世界の主要国の仲間入り」をそれぞれ掲げている。

 こうした施策は商工省が中心となって進められ、各段階における進捗状況のモニタリングや、報告及び評価体制を整えるよう各方面への指示がなされている。工程表(ロードマップ)の作成も行われている。CLEANFACT Vietnam 2025はこうした中での開催となる。

■半導体企業の動向

 海外半導体企業のベトナム投資も着実に広がっている。半導体後工程の封止・検査を手掛ける世界最大手の米アムコー・テクノロジーは24年、北部バクニン省にベトナム工場を稼動。初年度の輸出額として3375億ドン(約21億円)を記録した。同工場ではベトナム人約1300人を雇用。月収は平均的なベトナム人の約3倍にあたる月770万ドンが支払われ、多くの就労希望者が殺到した。24社の同社のベトナムにおける納税額も350万米ドルに達し、税収面でも大きく貢献したことになる。

 韓国サムスンも24年に、北部タイグエン省でカメラモジュールの生産ラインを増設。投資額は1兆ウォン(約1000億円)に及び、高性能半導体パッケージ基板であるフィリップチップ・ポールグリッドアレイ(FCBGA)の量産に乗り出した。サムスンは米半導体大手アドバンスト・マイクロ・システムと供給契約を交わしている。

 両社を含めその他の半導体関連企業もベトナムに触手を伸ばす。背景にあるのが、豊富で優秀、安価な労働者と期待される世界有数のレアアースの埋蔵量。2025年が、ベトナム半導体産業から目が離せない年になることは確実だ。

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