住友重機械工業 様
フィードフォースベトナム 様
住友重機械工業 × フィードフォースベトナム × Bigbeat:ベトナム市場におけるFacebookマーケティング事例
ベトナム市場における認知向上と新規リード獲得を目的に、住友重機械工業、フィードフォースベトナム(以下FFV)、Bigbeatの3社は、ベトナム市場における認知向上と新規リード獲得を目的に、Facebookを活用したマーケティング施策に取り組みました。
本プロジェクトでは、住友重機械工業がクライアントとして参加し、Bigbeatが戦略設計と全体設計を担い、FFVが現地での広告運用やコンテンツ制作を担当する形で協業を行いました。
インタビューさせていただいたのは、住友重機械工業ベトナム現地法人の事業全体のマネジメントを担当されている大川さんと、フィードフォースベトナム代表の森さんです。本記事では、Facebookマーケティングに取り組んだ背景や、三者での協業体制、運用を通じて得られた成果、今後の取り組みについて伺いました。
(住友重機械工業)ベトナム現地法人の事業概要
住友重機械工業は、日本を拠点に幅広い産業機械を手がけ、ベトナムではプラスチック事業を中心に事業を展開しています。現地法人では、射出成形機を中心としたプラスチック成形機の販売を主な事業としており、日系企業だけでなく、現地企業への対応も行っています。
単に機械を販売するだけではなく、導入時の立ち上げ支援や、稼働後の技術サポート、アフターサービスまでを含めた体制で事業を行っている点が特徴です。ベトナム市場では、設備投資後のサポートを重視する顧客も多く、こうした対応が重要な役割を担っています。拠点はハノイ、ホーチミンにあり、日本人駐在員とローカルスタッフを合わせて約30名規模の体制で運営されています。
(住友重機械工業)Facebookマーケティングを始めた背景
ベトナムでは、InstagramよりもFacebookの利用が多く、ビジネス用途としても一般的です。実は、Facebookページ自体は以前からローカルスタッフが作成しており、完全にゼロからのスタートというわけではありませんでした。
日本ではインサイドセールスに取り組んでいたこともあり、「ベトナムでもインサイドセールス的な考え方を試してみよう」という流れがありました。
その中で、既に存在していたFacebookというチャネルを活用して、本格的な運用を始めることになりました。
当初は、正直なところ半信半疑でしたが、KPIもフォロワー数の増加が中心で、「まずはフォロワーを増やし、その中から一件でも引き合いが来ればいい」という、比較的ライトな目標設定でスタートしました。
(ビッグビート)初期フェーズにおける設計
プロジェクト開始時点で、Facebookページのフォロワー数は約200人でした。そのため、最初のフェーズでは即効性のあるリード獲得よりも、まずは認知の土台を作ることを重視しました。
初期段階では、いきなり情報量の多い投稿を行うのではなく、写真や簡易的な投稿を中心に投稿していきました。
一定のベースができた段階で、記事コンテンツや動画を段階的に投入していく構成を取りました。特に動画は、成形機というプロダクトの特性上、実際の動きやサイズ感が伝わりやすく、視認性も高かったため、再生数や反応は比較的良かったと感じています。
(FFV)現地実行パートナーとしての取り組み
私たちは、Bigbeatと連携しながら、ベトナム側での実行全般を担当しました。
Facebookページおよび広告アカウントの設計、業種や工業団地(ビンズオン、バクニンなど)を軸としたターゲティング設定、ベトナム語でのコンテンツ制作、広告配信、PDCA運用、月次レポーティングが主な役割でした。
BtoBかつニッチな成形機という商材をFacebookで届けることには、当初から工夫が必要と感じていました。そのため、単純な製品説明ではなく、「現地の担当者が見て理解しやすい表現になっているか」を意識しながら、情報の出し方を工夫しました。
(住友重機械工業)運用を通じて感じた成果
実際に運用を始めてみると、反応は想像以上でした。フォロワー数は約7,000人規模まで増え、Facebook経由での引き合いも実際に入ってくるようになりました。
これまで接点のなかった企業や担当者から問い合わせが来るようになった点は、大きな変化だと感じています。展示会と比較しても、Facebookの費用対効果は高いと感じました。展示会は一度出展すると多くのコストがかかりますが、Facebookでは、より継続的に認知と引き合いを作れる実感がありました。
(FFV)効果が見えた運用面の工夫
運用の中で特に効果を感じたのは、製品を大きく見せ、メリットを端的に伝える静止画バナーやショート動画でした。
長尺の動画よりも、短時間で要点が伝わる表現の方が反応が良く、実際の数値を見ても、エンゲージメントや問い合わせにつながりやすい傾向がありました。
また、Facebook上で問い合わせを完結できるインスタントフォームを導入したことも、大きな効果を感じた点です。外部サイトやメッセンジャーへの遷移を最小限に抑えることで、途中離脱が減り、製品に対して具体的な検討意図を持つユーザーからの問い合わせを獲得しやすくなりました。
(FFV)ベトナム市場におけるBtoB×Facebookの可能性
ベトナムおよび東南アジアにおいて、Facebookは単なる個人向けのSNSではなく、ビジネスに関する情報収集や業界内コミュニケーションの場としても広く活用されています。実際に本プロジェクトにおいても、Facebook経由で製品に関する具体的な技術相談や問い合わせが寄せられており、BtoB領域においても十分に機能するチャネルであると実感しています。
日本では「FacebookはBtoBには向かない」という印象を持たれることも少なくありませんが、適切な人に、適切な情報を届ける設計ができれば、専門性の高いBtoB商材であっても、効率的に見込み顧客へアプローチできると考えています。現地のユーザーが利用しているプラットフォームに合わせて柔軟にメッセージを届け、PDCAを回し続けることが、海外市場でのFacebook活用においては欠かせない要素だと考えています。
(住友重機械工業)今後の展望
今後は、Facebook経由での受注獲得を、より明確な目標として意識していきたいと考えています。実際に運用を進める中で、引き合いが取れることが分かってきたので、新規のお客さまをFacebook経由で獲得する、という流れを少しずつ形にしていきたいと考えています。
フォロワー数についても、現在およそ7,000人まで増えてきているので、今後は10,000人超を一つの目安にしながら、引き続き運用を続けていく方針です。オンラインとオフラインを組み合わせながら、より具体的な商談や受注につながる取り組みを進めていければと考えています。
最後に(ビッグビートより)
今回のFacebookマーケティング施策では、住友重機械工業様、フィードフォースベトナム様と三者で連携しながら、ベトナム市場における情報発信と運用を進めてきました。現地で広く利用されているFacebookというチャネルを活用することで、これまで接点の少なかった層とのコミュニケーションが生まれた点は、本取り組みを通じた一つの成果だと感じています。
今後も、各国の市場環境や企業ごとの状況に応じたマーケティング施策の実行を、引き続き支援してまいります。